翻刻!いきもの図鑑

コレクション: 本草図譜(くずし字)

本草図譜. 巻25-27 - 翻刻

本草図譜. 巻25-27 - ページ 14

ページ: 14

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【右丁】 一種  特生(とくせい)の物(もの)   形状(かたち)たくりいちこに   似(に)てきれこみありて   鋸歯(かゝり)あり 【左丁】 一種  なわしろいちこ  《振り仮名:𧂭田藨|たうてんびやう》【注】     わせいちこ  みつはいちこ              あしくだし  山野に多し宿根(ふるね)よりも  生す葉は一枝三葉にて稍(やゝ)  蛇苺(しやも)《割書:へひい|ちこ》に似て硬(かた)く大なり  春月 五弁(いつへら)の白花を開き  実を結(むす)ふ五尖(こせん)の蒂(うてな)ありて  中に桑椹(さうじん)《割書:くわ|のみ》に似て小に  赤色(あかいろ)なる子(み)あり茎蔓(くきつる)の  如(こと)く剌(とけ)【刺の誤ヵ】あり処々 根(ね)を生(せう)  す此(これ)時珍(じちん)説(とく)処(ところ)の𧂭(とう)【注】  田藨(てんひやう)なり 【左丁 版心の中央部に記載あり】 なわしろいちこ 【注 𧂭は薅(こう(かう))の誤ヵ。『日本国語大辞典 精選版』(小学館)の「なわしろいちご」の項に「𧂭田藨を当てるのは誤用」と有り。】