翻刻
【右丁】
一種 みやまあしくたじ
ゑひからいちこ 《割書:茎(くき)赤色(あかいろ)毛剌(け)【刺の誤ヵ】ありて海蝦(ゑひ)の|鬚(ひけ)に似たりゆへに名つく》
深山にあり旧茎(ふるくき)よりも生(せう)す葉(は)は
なわしろいちこに似(に)て頗(すこふる)大に背(うら)白
色 夏月(なつ)五 弁(へん)の淡紅花(うすこうくは)を開(ひら)く
実(み)は椹(しん)《割書:くは|のみ》に似て紅色 味(あしはひ) 酸(すく)甘(あま)し
茎紅色 毛剌(とけ)【刺の誤ヵ】甚(はなは)た多く長さ一
丈に及(およ)ひ梢(こすへ)地(ち)に附(つく)ときは根を生(せう)す
【左丁】
【版心の中央部に記載あり】
覆盆子