翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

親動性桃太郎 3巻 - 翻刻

親動性桃太郎 3巻 - ページ 12

ページ: 12

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ぢゞいはおにがしまは むかしのこととしやれ まづこんにやくじま【蒟蒻島=霊岸島のこと】 なかづむかふじまへ【中洲、向島へ】【すべて隅田川沿い】 わたりければむかし にちがはぬものは さるいぬきぢに おともを いたそふといふ だん ごも ふるい とか いふ ところ でかみ をいち まい つゝは なさ きぢゝ いさ 【鼻紙を渡して鼻先爺=花咲爺をきどっている】 【右ページ台詞】 もゝさんの おとつさんは つうぢい さんだ【通爺さんだ】 花よりだんご といふはむかしさ だんごより おはなの 事さ 【左ページ】 それより さるきし犬 おやぢ〆て 四人ほつ こくのまめか しまとしや れかけしが いぬのあいかた うつくしく さるが女郎は すへたゆへ【すべた=ブス】 さるはきを もみさけ にゑいま きれいぬ にいやみ をいゝて せきこ ませる これより 中のわ るいこと を犬と さるとは いひな せり 【犬の台詞】 いぬをばかにしたあん まりだこれおぬしも さるもんだそふいわ れてはふちか たゝぬこの【「淵が立たぬ」=「立つ瀬がない」】 さるめか 【遊女の台詞】 きのよはい わんといつて おとして やんなん し 【猿の台詞】 なんだ もてだ なちく しやうめか あんまり いぬぼれ だそふだ 小へんしよ てかけ小 へんを見 たらあい そかつう だろう【愛想が通だろう】