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かはぬやうに侍けれとしのひやかにきこえ給ふ人の
いつはりにやと思侍つるをまことにさるやうある御
けしきにこそはみな世のつねの事なれと三条の
ひめ君のおほさむ事こそいとをしけれのとやかに
ならひ給てときこえ給へはらうたけにものたまはせな
すひめ君かないとおに【鬼】しうはへるさかなものをとて
かそれをもおろかにはもてなし侍らんかしこけれと御
ありさまともにてもをしはからせ給へなたらかならむの
みこそ人はつゐの事にははへめれさかなく【注①】ことかましき【注②】
も しはしは(しは〳〵イ)なまむつかしう【注③】わつらはしきやうにはゝ
【注① さがなし=意地が悪い。】
【注② 言がまし=口やかましい。】
【注③ 何となく厄介だ。】