Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (4) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (4) - ページ 143

ページ: 143

翻刻

なにかはおれて【注①】ふとしもかへり給はんをのつから 人のけしき心はへはみえなむとのたまわせてこ の宮にくら人の少将の君を御つかひにて奉り給    ちきりあれや君に心をとゝめをきて あはれとおもふうらめしときく猶えおほしはな たしとある御ふみを少将もておはしてたゝ いりにいり給ふみなみおもてのすのこにわらう た【注②】さしいてゝ人〳〵ものきこえにくし宮はまして わひしとおほすこの君は中にいとかたちよくめや すきさまにてのとやかに見まはしていにしへ 【注① 疎れて=愚かになって。うっかりして。】 【注②わらうだ=「わらふだ」の転。藁を縄にない、渦に巻いて平たく組んだ敷物。わらざ。】