Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (4) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (4) - ページ 15

ページ: 15

翻刻

かたになりゆくに空のけしきもあはれにきりわ たりて山のかけはをくらき【小暗き】心ちするに日くらしな きしきりてかきほ【注①】におふるなてしこのうちなひけ る色もおかしうみゆまへの せさい(せんさいイ)の花とも は(は)心にまか せてみたれあひたるに 水のをといとすゝしけにて 山おろし心すこく松のひゝき木ふかく【注②】きこえわた されなとしてふたんの経よむときかはりてかね うちならすにたつこゑ【注③】もゐかはるも【注④】ひとつにあひて いとたうとくきこゆ所から【場所柄】よろつ事心ほそう見 なさるゝもあはれにものおもひつゝけらるいて給はん心 【注① 垣穂=「ほ」は「秀」の意で、高くつき出ているさまを表わす。垣。】 【注② 木が生い茂っていて奥深い感じである。】 【注③ (交代で)座を立つ僧の声】 【注④ 入れ替わる僧の声も】