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とし給はすはなとてかかくなにかしらの心をいたして
つかうまつる御す法にしるしなきやうはあらむあく
らうはしふねき【執念き】やうなれと こふ(こつイ)しやう【注】まとはれたるは
かなものなりとこゑはかれていかり給いとひしりたち【聖だち】
すく〳〵しきりし【律師】にてゆくりもなくそよやこの大将は
いつよりこゝにはまいりかよひ給そととひ申給宮す所【御息所】さ
る事も侍らす故大納言のいとよき中にてかた
らひつけ給へる心たかへしとこのとしころさるへき
事につけていとあやしくなむかたらひものし給ふも
かくふりはへわつらふをとふらひにとてたちより
【注 「業障」。「ごふしゃう」とも「ごっしゃう」とも言う。悪業のために生じた障害。】