← 前のページ
ページ 37 / 156
次のページ →
翻刻
給へりけれはかたしけなくきゝ侍しときこえ給いて
あなかたはなにかしにかくさるへきにもあらすす【左に「ヒ」と傍記】けさこ
やにおとこのいて給へるをきりふかくてなにかしはえ
見わい【注①】たてまつらさりつるをこのほうしはらなむ大将
殿いて給なりけりとよへ【注②】も御車もかへして
とまり給にけりとくち〳〵申つるけにいとかうはしき
か【香】のみちてかしらいたきまてありつれはけにさ
なりけりとおもひあはせ侍ぬるつねにいとかう
はしく物し給君なりこの事はいとせちにもあらぬ
事なり人はいといふ そ(そ)くにものし給ふなにかし【何某】らも
【注① 「見分き」のイ音便】
【注② よべ=昨晩】