← 前のページ
ページ 46 / 156
次のページ →
翻刻
うてなむこのふつか三日はかりみたてまつらさりける
ほとのとし月の心ちするもかつはいとはかなくな
むのちかならすしもたいめ【注】の侍へきにも侍らさめり
まためくりまいる ◦(と)もかひやは侍へきおもへはたゝ時のま
にへたゝりぬへき世中をあなかちにならひ侍にけるも
くやしきまてなんなとなき給ふ宮も物のみかな
しうとりあつめおほさるれはきこえ給ふ事もなくて
見たてまつり給物つゝみをいたうし給本上にて
きは〳〵しうの給ひさはやくへきにもあらねはは
つかしうのみおほすにいと〳〵おしくていかなりしな
【注 対面(たいめん)の「ん」を表記しない形。】