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とおほすも心さわきしていてその御ふみ猶きこ
え給へあいなし人の御名をよさま【注】にいひなす人はか
たきものなりそこに心きようおほすともしか
もちゐる人はすくなくこそあらめ心うつくしきや
うにきこえかよひ給ふてなをありしまゝに【左に「ヒ」と傍記】ならむ
こそよからめあいなきあまえたるさまなるへし
とてめしよすくるしけれとたてまつりつあさま
しき御心のほとを見たてまつりあらはいて
こそ中〳〵心やすくひたふる心もつき侍ぬへけれ
せくからにあさゝそ見えん山川の
【注 よざま(善様)=よいさま。よいふう。】