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かりねのまくらむすひやはせしあきらめきこえ
さするもあやなけれとよへのつみはひたやこもり【注①】にやと
あり宮にはいとおほくきこえ給てみまや【注②】にあし
とき【疾き】御むまにうつしおきてひとよのたいふを
そたてまつれ給ふよへより六条院にさふらひて
たゝいまなむまかてつるとていふへきやうさゝめきを
しへ給ふかしこにはよへもつれなくみえ給ひし
御けしきをしのひあ•(へ)てのちのきこえをもつゝみ
あへすうらみきこえ給ふしをその御かへりたにみ
えすけふのくれはてぬるをいかはかりの御心に
【注① 直屋籠り=ひたすら家の中にじっとしていて、外に出ないこと。】
【注② 「御うまや(厩)」の約。】