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とふたかりてかなしけれはいまさらにむつかしきことを
はきこえしと思へとなを御すくせとはいひなから思は
すに心おさなくて人のもとき【注①】ををい給ふへきことを
とりかへすへきものにはあらねといまよりは猶さる心し
給へかすならぬ身なからもよろつにはくゝみきこえ
つるをいまはなに事をもおほししり世中のとさ
まかうさま【注②】のありさまをもおほしたとりぬへき
程に見たてまつりをきつることゝそなたさまはう
しろやすくこそみたてまつれ猶いといはけ【注③】て つ(つ)
よひ御心をきて【注④】のなかりけることゝおもひみたれ
【注① もどき=非難】
【注② とざまかうさま=「かう」は「かく」の音便形。ああやこうや。】
【注③ 「いはく」=子供っぽくて頼りない。】
【注④ 掟=心構え】