Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (4) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (4) - ページ 72

ページ: 72

翻刻

こゆれとしゐておはしましぬほとさへとをくて入給 ほといと心すこし【注①】ゆゝしけ【注②】にひきへたてめくら したるきしき【儀式】の方はかくしてこのにしおもて【西面】に 入たてまつるやまとの守いてきてなく〳〵かしこまり きこゆつまと【妻戸】のすのこ【簀子】にをしかゝり給て女房よひ いてさせ給ふにあるかきり心もおさまらすものおほ えぬほとなりかくわたり給へるにそいさゝかなくさ めて少将の君はまいる物もえのたまひやらす なみたもろにおはせぬ心つよさなれと所のさま 人のけはひなとをおほしやるもいみしう ◦(て)つねなき 【注① 心凄し=索漠とした感じである。】 【注② 見るからにおそれ慎むべきさま。】