Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (4) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (4) - ページ 84

ページ: 84

翻刻

経のこゑかすかに念仏なとのこゑはかりして人の けはひいとすくなう木からしのふきはらひたるに しかはたゝまかきのもとにたゝすみつゝ山田のひた【注①】 にもおとろかす色こきいねとものなかにましり てうちなくもうれへかほなりたきのこゑはいとゝ 物おもふ人をおとろかしかほにみゝ【耳】かしかまし【注②】うとゝ ろきひゝく草むらのむしのみそよりところな けになきよはりてかれたる草の下よりりん たうのわれひとりのみ心なかうはひいてゝ露 けくみゆるなとみなれいのこのころの事なれ 【注① 引板(「ヒキイタ」の転。流れ落ちる水口に板を当て、板が揺れて鳴り響くように仕掛けたもの。)  【注② かしかまし=(音や声が気にさわって)うるさい。やかましい。】