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とおりから所からにやいとたへかたきほとのものかな
しさなりれいのつまとのもとにたちより給ふ
てやかてなかめいたしてたち給へりなつかしき
ほとのなをし【直衣】に色こまやかなる御そ【衣】のうちめいとけ
うら【注】にすきてかけよはりたるゆう日のさすかに
心もなうさし入たるにまはゆ く(け)【左に「ヒ」と傍記】にわさとなくあふ
きをさしかくし給へるてつき女こそかうはあらま
ほしけれそれたにかうはあらぬをと見たてま
つるものおもひのなくさめにしつへくゑましき
かほのにほひにて少将の君をとりわきてめし
【注 けうら=「清ら」に同じ。】