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のゝけのひきいれたてまつるとなん見給へしす
きにし御事にもほと〳〵御心まとひぬへかりしお
り〳〵おほく侍しを宮のおなしさまにしつみ給し
をこしらへきこえんの御心つよさになむやう〳〵
ものおほえ給しこの御なけきをはおまへにはたゝ
われか【注①】の御けしきにてあきれて【注②】くらさせ給しなと
のとめかたけにうちなけきつゝはか〳〵しうも
あらすきこゆそよや【注③】そも【注④】あまりにおほめかしう
いふかひなき御心なりいまはかたしけなくともた
れをかはよるへにおもひきこえ給はん御山すみ
【注① 「我か人か」の略。自分か他人か区別のつかない状態。】
【注② どうしようもなく忙然として。】
【注③ そうそう。】
【注④ それも。】