Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (4) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (4) - ページ 97

ページ: 97

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さまも所せうあはれなるへきものものはなしものゝあはれ おりおかしき事をもみしらぬさまにひきいりしつ みなとすれはなにゝつけて も(か)【左に「ヒ」と傍記】世にふるはえ〳〵し さもつねなき世のつれ〳〵をもなくさむへきそは おほかたものゝ心【注①】をしらすいふかひなきものにならひ たえんもおほしたて【注②】けむおやもいとくちおしかるへ きものにはあらすや心にのみこめ【注③】て無言太子 とかほうし【法師】はら【注④】のかなしきに【左に「ヒ」と傍記】ことにするむかしのた とひのやうにあしき事よき事をおもひしりな からうつもれなむもいふかひなしわか心なからもよ 【注① 物の心=物の道理。】 【注② 生ほし立つ=育てあげる。】 【注③ 籠む=深くしまう】 【注④ ばら=人に関する名詞に付いて、…の如き仲間、階層の人の意を添える。敬意に欠けた表現に使われることが多い。】