Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (4) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (4) - ページ 96

ページ: 96

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事さしはなれたるなからひにたにあらておとゝなともいか におもひ給はんさはかりの事たとらぬにはあらしす くせ【宿世】といふもののかれわひぬる【注①】ことなりともかくも くちいる【注②】へきことならすとおほす女のためのみこそい つかたにもいとおしけれとあいなく【注③】きこしめしなけ く【嘆く】むらさきのうへにもきしかたゆくさきのことおほ しいてゝかうやうのためしをきくにつけてもなから むのち【注④】うしろめたうおもひきこゆるさまをのたまへ は御かほうちあかめて心うくさまて【注⑤】をくらかし【注⑥】給へ きにやとおほしたり女はかり身をもてなす 【注① 逃れわびぬる=逃げ出ることが容易にできなくなてしまっている。】 【注② 口入る=言葉をさしはさむ。】 【注③ ひとごとながら】 【注④ 亡からむ後=(自分が)死んだ後。】 【注⑤ さまで(然まで)=そんなにまで。】 【注⑥ 後に残す。】