翻刻
右の煎(せん)じ汁(しる)にて最初(さいしよ)身(み)を浴(あら)ふもよし是(こ)は大/同類衆(とうるいしゆ)
方第(ほうだい)七十之巻に載(のし)てあり其神/能用(のうもち)ゐてしるべし
・麻疹(はしか)預防(よぼう)の神方(しんぽう)《割書:・はしかを| かねてふせぐ方也》
・諸(もろ〳〵)の禁呪(まじなひ)多(おほ)くは頼(たの)むにたらず茲(こゝ)に古(むかし)より傳(つた)はる神方あり
・楊皮(やうひ)《割書:かはやな| ぎのかわ也》 ・桃葉(もゝのは)
右二/種(いろ)を水(みづ)にて煎(せん)じ浴(ゆあみ)すべし煎ずる事/濃(こ)ければ弥(いよ〳〵)しるし
あり又/淡(うす)くして服(ふくす)もよしかくすれば大かた麻疹(はしか)をやまず
若患(もしわづら)ふとも極(きわめ)てかろし
・三豆湯(さんづとう)の方(ほう)
・赤小豆(あづき)壱合《割書:小つぶにて| いろのこきを用ゆ》・黒豆(くろまめ)壱合 ・葲豆(いんげん)壱合
甘草(かんぞう)五分 ・但し袋(ふくろ)にいれて煎(せん)ずべし
水(みづ)壱升五合入壱升に煎じ二番は水壱升入て九合に
せんじ用(もち)ゆべし
此薬/節々(とき〴〵)用(もち)ゆればすべて流行/病(やまひ)におかさる事なし
□て【別(わけ)て】麻疹(はしか)と疱瘡(はうさう)に用ゆれば必(かならず)軽(かろ)し
養生鏡畢