翻刻
・房事(ばうじ)《割書:是前にもいふ如く病中病後とも| 第一の禁もつ也二百日忌べし》・なるべくは・煙子(たばこ)も忌(いむ)べし
すべて禁忌(きんき)の品(しな)/出揃(でそろひ)までは害(かい)浅(あさ)けれど病後(ひやうご)には却(かへつ)て懼(おそ)る
べし右/禁忌(きんき)の類(るい)必(かならず)用(もち)ゐべからず猶(なを)記余(きよ)の魚貝(うほかい)とも食(くふ)べからず
・収靨(かせ)て後(のち)食(しよく)してさはりなき物
・とうふ・はぜ・いしもちふ・ふな・かれい・さより
食(くふ)てもよし去(さり)ながら余(あま)り重(おも)きは三七日(はいか)も遠慮(ゑんりよ)すべし
・麻疹(はうさう)発難(でかぬ)る時(とき)食(くふ)て能(よき)物【はうさう=ほうそう、疱瘡】
・鯛(たい)・鱓(うなぎ)・どぜう・いか・するめ・とち・ごま・せり
防風(ぼうふう) じねんじやう《割書:とろゝに| してもよし》 たまご
是等(これら)の食物精気(しよくもつせいき)を増(ま)し発揚(はつやう)するに即功(そくこう)あれば最初(さいしよ)
には用(もちゆ)べしかせての後(のち)は一切(いつせつ)禁(きん)ずべし
同かゆみを留(と)る方
黒豆(くろまめ) 陳皮(ちんび) 大麦(おほむぎ) 甘艸(かんぞう) 生姜(しやうが)
右をせんじ用(もち)ゆべし必(かならず)即功(そくこう)あり
同/熱(ねつ)ありて発(で)かねるには
欸冬根(ふきのね) 松茸(まつたけ) 此(この)二種(ふたくさ)をせんじ服(ふく)すべしまた