翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

志州鳥羽流船留書 - 翻刻

志州鳥羽流船留書 - ページ 24

ページ: 24

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 海中百五拾日程の流れおり候其内ふしきなる  事は北に行候節一日大莫長さ三間計或は六七間  計りの何とも 見覚へ聞伝へ不申候莫何千何万と  いふ数もしらす船を取巻申候此時船あやうく  見へ申候処私共一心に神仏祈候へは此所を流御通  のき申候其後又南海の中蓮葉の様成もの  有之大きさ七八間程の葉大分はへ候蓮池様に相見へ候  其後又一夜海の上火のもへ上り候事折々大破の  音も聞え申候五六度も御座候又大きさ舞代表程の  光もの飛行候事何千といふ数しらすおびた  たしく事候扨又海中に松おつくき■水  より上へ弐拾間計はへしけり申候所御座候其外  替り候事無御座候 一小平治船六人乗り之内弐人 海中にて死               壱人は大おん国にて死  残り船頭小平治      水主壱人は志州  和具村吉右衛門と申候壱人は同国三ケ所村権八と申候