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コレクション: コレクション3

. Japonais 180-181 - 翻刻

. Japonais 180-181 - ページ 169

ページ: 169

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生(しやう)を欲(ほつ)せん哉(や)。敵(てき)と引組(ひつくみ)さし違(ちが)へ。或(あるひ)は討死(うちじに)さま〴〵に。此手(このて)の防兵(ぐんびやう)一人(ひとり)も 残(のこ)らず討(うた)れにけり。大手(おほて)の方(かた)は。両軍(れうぐん)の戦(たゝかひ)ことに烈(はげしく)して。敵味方(てきみかた)の喚(おめ)く声(こゑ) 天(てん)に響(ひゞ)き地(ち)に充(みち)て。いつ果(はつ)べしとも見えざりしかば。大将時定(たいせうときさだ)思ふやう。斯(かく)力(ちから) 競(くらべ)の軍(いくさ)せば。いたづらに軍卒(ぐんそつ)の損亡(そんばう)多(おほ)し。不如(しかず)火(ひ)を以(も)てせんにはと。伊豆(いづ)の 国(くに)の住人(ぢうにん)。軽又八義成(かるのまたはちよしなり)といふ者(もの)に。密(ひそか)にこれを命(めい)ずれば。義成(よしなり)承(うけ給は)り。風(かせ) の手(て)を考(かんが)へ。泰村(やすむら)が館(たち)の。南(みなみ)の小家(こやに)責上(せめのぼ)り。支(さゝ)ゆる敵兵(てきへい)三人を切伏(きりふ)せて。 所々(しよ〳〵)の小屋(こや)に火(ひ)をさしければ。折節(をりふし)南風(みなみかぜ)つよく吹(ふい)て。忽(たちま)ち四方(しはう)へ焼広(やけひろ)がり。 瞬(またゝく)うちに一円(いちゑん)の火(ひ)となり。黒煙(くろけふり)火焔(くはゑん)を巻(まい)て雲(くも)に冲(ひい)り。散火(ひのこ)は雨(あめ)の脚(あし) より夥(おびたゞ)しかりしかば。三浦(みうら)の軍卒(ぐんそつ)。火(ひ)を防(ふせ)がんとすれば敵(てき)攻(せめ)よせ。敵(てき)に向(むか)へば 火(ひ)益(さか)■(ん)【「■」は「火+盛」ヵ熾ヵ】となり。防戦(ぼうせん)既(すで)に尽果(つきはて)しかば。平判官義有(へいはんぐはんよしあり)。泰村(やすむら)が前(まへ)に動(どつ) 下(か)と坐(ざ)し。我々(われ〳〵)が運命(うんめい)これ迄(まで)にて。迚(とて)も遁(のが)るゝに道(みち)なし。いたづらに 焦死(やけしな)んよりは。一方(いつはう)を打破(うちやぶ)り。法花堂(ほつけだう)に引退(ひきしりぞ)き。故殿(こどの)の御影前(みゑいせん)にて