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察(さつを)述(のべ)られければ。対馬前司(つしまのせんじ)を始(はじめ)め重職(ぢうちよく)頭人(とうにん)まで。時頼(ときより)が諸事(しよじ)に
明細(めいさい)にして。諸士(しよし)の行跡(ぎやうせき)。善悪(ぜんあく)邪正(じやせう)を察知(さつち)あるを恐怖(きやうふ)して。誰(たれ)か言(ことば)
を出(いだ)すものなく諾(だく)して一決(いつけつ)す。是(これ)によつて対馬(つしま)が館(たち)にて諏訪入道(すおふにうだう)に
死(し)を賜(たま)ひ。牧左衛門(まきさへもん)尉は伊豆(いづ)の国(くに)。平内(へいない)左衛門尉は硫黄(いわう)が島(しま)へ流(なが)さる。
此/平内左衛門(へいないざへもん)は。平判官康頼(へいはんぐはんやすより)か孫(まご)にして。祖父(そふ)左遷(させん)の旧地(きうち)へ。又(また)流(なか)されし
は因縁(いんゑん)にやと恐(おそ)れける
参考北條時頼記図会巻四《割書:畢》