← 前のページ
ページ 61 / 491
次のページ →
翻刻
と消(きえ)給ふ。其(その)御嘆(おんなけき)の内(うち)よりも。幼君(やうくん)を守護(しゆご)し給ふ事。実(まこと)に賢女(けんぢよ)とも列女(れつぢよ)とも
称(せう)し奉(たてまつ)るべき御事なり
編者(さ?んじや)申。此初巻中(このはじめのくはんちう)は。専(もつは)ら源家(げんけ)三代(さんだい)の事蹟(
じせき)をのべて。時頼(ときより)
に預(あづか)らざる事と雖(いへど)も。北条(ほうぜう)の始祖(しそ)および五代(こだい)連綿(れんめん)を顕(あら)はさ
んがため。其/一二(あらまし)を摘要(てきやう)せり。委(くはし)くは保元平治乱(ほうげんへいぢらん)源平盛衰記(げんへいせいすいき)
其外(そのほか)諸書(しよ〳〵)にあり。又/承久(ぜうきう)の一乱(いちらん)は。余(よ)か先年(せんねん)著(あらは)せし。鎌倉太(かまくらたい)
平記(へいき)あるがゆゑ。これ又其/始終(しじう)を尽(つく)さず。看客(かんかく)其(その)麁漏(そろう)を
あやしみ給ひそ
参考北條時頼記図会巻一畢