翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

化物昼寝鼾 2巻 - 翻刻

化物昼寝鼾 2巻 - ページ 11

ページ: 11

翻刻

女げいしや のさく にて ふるめかし きしゆ かうを やめ とうせいふうの つもりになりばけものゝ おやだまさんがい【三階=楽屋?】にて入どう 大しまのぬのこをやめ はをりでもなしじつとく【十徳、医者等の礼服】でも なしころもでないねづみいろの物を こしらへ一くせあるふうにしたて きつね は ひわちやちりめんの三つもんの たけよりふりそでをながく してふじいろちりめんのうら【こしらへ?】 あさぎちりめんのむくを三つ ほどにとびいろじゆす【繻子】のをび きりむねのくしにてんひんほう のやうなべつかうのかんざしをおち そうに二三 ぼんさしこまげた のおとをがたり〳〵と するやうにとおしへ られそのとをりに こしらへければ ばけものであい きもをつぶし なるほどこれて ばかされぬもの はあるまい いきな ものだと よろこぶ まづおいらが一日やね ぶねでむかうじまと いふやつへいきたい 【猫の台詞】 かつらぶしといふ しろもの ありがたい 【鬘事(かずらごと)は芝居用語で艶事のこと。それを猫が好きなかつお節とかけた洒落】 【狸らしき化物の台詞】 かねばこ きつい もの いよ〳〵