翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

化物昼寝鼾 2巻 - 翻刻

化物昼寝鼾 2巻 - ページ 7

ページ: 7

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きつねは大ふりそでのしよさごと でもいつはいくらふものがなし てまへのほうがうつ〳〵とぶら つききつねにはかされたやうに なりいるはたわけなものきん ねんはゑとへ【江戸へ】はじめてきた ものもおこはにかけられる【御強に掛けられる(騙される)】 ものはなしばかそう【化かそう】といふは きついりやうけんちがひなかま のきつねむかいにきたりつれたつて かへらんとはなしなからかへればしはわらに【?】二三人 としまや【豊島屋=白酒で有名な酒屋】の三升だるをまんなかにおきひつこ ぬいてもきづかいないわきさしをさしてよい きげんにてたのしみいればせめてこれでも けふのしごとにせんと おもひもしおあいを いたしやしやうといへば したじはすき なりぎよいは【下地は好きなり御意は良し】 よしゆめかうつゝ【夢か現】 かとよろこび さへつおさへ つよねん なくたの しめば してやつ たりと女 のともあつ きもちを あかりませ【女の供「小豆餅をあがりませ」】 とさしいだ せはなかに すばやき おりすけ といふもの こういふ ところで あづきもち とはかてん もゆかぬ やつらと 二人ともに ひつしばる 【中段】 ふりそでにて さくらのきへしばられ しんかうき【(祇園祭礼)信仰記】の四段めゆきひめが あしにてねづみをかいて【足にて鼠を描いて】 なわをときしを おもひいたしねづみをかいて なわよりもはらがへつた ゆへしよしめる【せしめるの意】つもりこの ねづみはなぜてぬぞ こま太夫【二代目豊竹駒太夫か?】が上るりはないか せめてめりやすで【めりやす、愁嘆場で流れる長唄】 しうたんが【愁嘆が】 したい 【下段、台詞】 おれはげこゆへ一つくつた たれぞげどくは もたぬか げろ〳〵か でそうだ いまとき そばきりや あつきもちで いゝものか さあ どうだ ちく しやうめ