翻刻
【右丁】
又鼻ノ辺ヨリ両耳紅色背白色唇紅色紫黒班文白色横文
アルモノアリ裏白色ニシテ表ノ文彩透明シテ美也光アリ愛弄スヘシ
又肌白黄色淡紫褐色大班文アリ裏白色ニシテ淡黄白色班
文虎皮ニ似タリ愛玩ス可シ此余文彩班文大小無極人ノ面ノ替
ルカ如シ小ナルモノ美麗也大サ二三分ヨリ二寸余ニ至ル三寸ニ至ルモノ
稀也
#1雪斎写
【左丁】
三十二#2瞿麦介#3#4 《割書:道■【貞ヵ真ヵ】》 末嫡花 《割書:渚ノ|錦》 紅介 《割書:同》 海菊《割書:浦ノ錦|ニ云》
○貝𥁞浦の錦#5に云蛤類百貝に海菊と云厚くあら〳〵しくつや
なしいら〳〵のよになるものあり色濃紅少しあしきもあり
大なるは色あしく小き程色よし此介いと色よくやさしき
貝なり紅介と云人あり錦介をなてしこと覚へし人もあり
後哥仙には錦介をなてしこと云へりいつれか是なる事をし
らす錦介には五色そなわる錦とも云へしなてしこには赤のみ
あり是にて按すれは此撰に入方なてしこなるへし後哥仙は
誤なるべし
○丹敷ノ浦褁ニ云容錦介ニ似テ剌【刺ヵ】ナシ縦理アリ紅黄赤白花文
彩点妖艶ニシテ観ニ堪タリ或ハ間色襍絞シテ美麗愛玩ス
【○は朱書】