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コレクション: 養蚕の書

機織彙編 5巻. [2] - 翻刻

機織彙編 5巻. [2] - ページ 11

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翻刻

【右丁】  筬四十目を一よみと云也 一馬掛のわなは雨ふり足に通し置なり是を一側二  かわと云大方六かわ位なり六ヶ敷紋からなれは七  側又は八側にも分つなり上の花楼にて通糸を引  けは馬掛上る也花紋を段々に取置此通し糸を引  上れは筬元の糸上へ上り横の糸下をくゝり橧様(もやう)【注①】とな  る但し横糸斗花紋と成り表へ出竪糸は裏へ廻る  故此時にからみの糸表に残り花紋の横糸をからむ  也尤織物の裏之方上に成り表之方下に成りて  織ると知るべし 一横経糸は通し糸百二十本あれは其間を横に幾重に  も分ち通すなり引時は横経糸を境に引なり一本  二本わかつ横経へ【注②】もあり又十本二十本も分けたる 【左丁】  横経糸もあり横経糸は引次第に下へ引き落す其時  両方の篠のわなにて下へ落るなり 一紋通糸二重にて花紋に因て横経多き時は又通し  二重増し懸る也 一紋通糸一枚に横経糸数地口一重に積りて百五十  本位まて夫より多き時は紋を付る時しぶるに付通  し糸を増して横経糸此二様に巧むなり是地口の  横/一杼(ひとひ)宛(つゝ)を横経糸百五十の積りにて三色なれは横  経糸四百五十筋入る故に大慨此数をかきりとする也 一馬糸は常に竪糸より五分程つかひ下りて釣り仕  立るなり四側之時外の側は馬糸つり上る故に首  糸に長短ありて馬糸を揃るなり 一いや竹八百八十本いや糸八百八十筋馬糸八百 【注① 「橧」は「模」の誤ヵ。NDLの翻刻本では「橧」は「模」】 【注② 「へ」衍ヵ。NDLの翻刻本では「へ」に「マヽ」の傍記あり。】