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コレクション: 養蚕の書

機織彙編 5巻. [2] - 翻刻

機織彙編 5巻. [2] - ページ 13

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翻刻

【右丁】  形を合すと同道理なり是拾方の口伝なり尤横糸  の割合又紋の合せ方等条々口伝あるべし 一紋拾の紋形の通し糸長さ曲尺三尺二百二十筋  横経は一尺宛なり 一井筒之中へ懸る篠竹は十二本に六本也十二本は  上六本は下になる尤十二本と六本の篠の間一寸  四五分六本の篠を一側二側と云懸方は前に記  す如く雨降足と屏風の二品なり皆其花紋に依  て是を定る也    絹布名号 一錦は又唐錦とも云/平(ひら)金/糸(し)に五色の糸を入る上品  ほと色数多く入る地合はかた地なり 一金/襴(らん)は繻子(しゆす)地にて平金はかり至て細なるを織るなり 【左丁】  尤金の位によつて上中下あり 一/倭錦(やまとにしき)は堅地にて色糸を織りからみなく裏には浮糸  一面にあり 一/綺(いとにしき)は俗に糸錦と云平綾にて金糸を織不入して  色糸ばかりにて織を云此織方にて花紋の細かきを  莫臥爾(もうる)緞と云 一/唐織(からをり)は一名わた錦と云糸は種々の色分織込むから  み糸なく地からみにて地口一/杼(ひ)に幾杼も色数ほど  幅いつはいに杼を通し裏は皆飛糸に成処わたの  如く厚く見ゆる依之名付る也地合は繻子地又かた  地或はぬめ地にも織る横の色糸はねりぐり糸也 一/木綿錦(もめんにしき)は地合平綾にして二重竪横は何れも木  綿糸竪糸は𥿻にて糸錦の如く織る