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コレクション: 養蚕の書

機織彙編 5巻. [2] - 翻刻

機織彙編 5巻. [2] - ページ 14

ページ: 14

翻刻

【右丁】 一/蝦夷錦(ゑそにしき)は極細き捻金糸にて金銀二色織り彩色  色をつくして種々色数を織る地合は繻子にて  模様の処は表より縫取に織からみ糸なし地竪  糸にて表はかりからみ裏は飛糸なり上品は地一杼  之間に捻金二杼宛織るなり 一厚板は地合平綾琥珀にして糸錦の如く引紋にて  織る又堅地にも織る尤二重竪からみ糸あり 一/衲錦(つゞれのにしき)は竪横の糸共に捻糸にて五色又色をつくし  て織る地合は蓆地なり故に竪糸は不見して横糸は  縫取に其模様を織るなり舟の帆木綿の地も衲  地なり 一/緞子(どんす)は繻子地にして染糸にて織る尤からみ糸なく  地からみなり二重緞子は常の緞子の紋の廻りを又外に 【左丁】  杼を一挺通し外色を織込故に二重の名あり尤  同口へ杼を二挺通すなり 一繻子は繻子地にてからみ糸なく紋をは地竪にて  からむなり 一/八糸緞(しゆす)は繻子の紋を不引して織を云 一/繻珍(しゆちん)は繻子地にして伏機なく紋を引故に紋の  上上【注】飛糸なり但し二丁杼四丁杼ある時に紋外  之所を織る時に先に引たる紋の所にて横糸あ  や懸るなり 一/光絹(はぶたへ)素紬(りうもん)諸繒(もろきぬ)縐紗(ちりめん)此四品ともに皆平綾なり  又/加伊岐(かいき)古波久(こはく)波加多(はかた)柳条(ちやう)絹紬紬(けんちうつむぎ)八丈絹  絹布葛布芭蕉布木綿布小倉木綿/奥柳条(さんとめ)  類皆平綾なり 【注 「上」一字衍ヵ。NDLの翻刻本では下の「上」に「マヽ」と傍記】