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コレクション: 養蚕の書

機織彙編 5巻. [2] - 翻刻

機織彙編 5巻. [2] - ページ 18

ページ: 18

翻刻

【右丁】 一木機を引込夫より伏機を引通し筬を引通すなり  都合三度に通す也筬を引通し其糸をつまぎの木へ  そくい糊にてよく張付る上を紙にて押へはる也尤  能乾すべし但し元より織付あれは同し綾【注】組なれは  糸をつなぎ引通すなり糸のつなき方はめ字に結ふ  事口伝 一横糸は竪糸の如くなる糸を五本位一筋として織  る也尤生糸也薄糊を用ゆ何機にても能き品は生  糸を横に織る也然も生糸は弱なり強くするには煉  ると知べし花紋に出る所の横糸は煉糸也尤糊なし 一横に幾通りも色を替へ模様織るには横経糸に印  あり是は紋を拾ふ時に印を附る也 一紋を織杼と地を織杼は別に分け置なり 【左丁】 一右の仕方にて地横斗木綿を織り紋へ𥿻糸を織は則  綿錦と名付るなり 一筬柄の掛目は四五百目位也一尺五寸幅筬廿八よみ  なり綾取は十四枚《割書:木ばた六枚伏くせ六枚|からみの綾取二枚なり》筬一目へ竪糸三  本入外にからみの糸一本都合四本入なり蹈竹は  六本地合は大方堅地なり 一ふぐせからみ耳糸ともに不残下坪へ竪糸は引通  す木機は不残上坪へ引通なり 一蹈竹へ綾取の糸を付る事こみ不合様に附るなり  二の木ばた二のふぐせ二のからみは一の蹈竹に附る五  の木はた五のふぐせ一のからみは四の蹈竹へ附る三の  木機三のふぐせ一のからみは二の蹈竹六の木ばた六の  ふぐせ二のからみは五の蹈竹四の木ばた四のふぐせ二の 【注 「綾」は「糸+麦」で書かれているが「くずし字用例辞典」にこの崩しもある。以下同じ】