翻刻
【右丁】
【文字無し】
【左丁】
機織彙編巻之五
組紃(そしゆん)口伝
一夫糸をくみ織を打と云其品多しと雖も其元を尋るに
組紃の二ッなり組とは平(ひら)に打組を云紃とは円(まとか)なるを
云なり此方円の二色を以て糸の大小又一色二色
或は三色四色五色に染たる糸を以其/模様(もやう)を極
て織るなり機織とは違ふといへとも繭糸(けんし)を以て製
する事大同小異の訳あれは記之/赴(きう)々【注】武夫(ぶふ)公候(こうかうの)【注】干(かん)
城の助とす
両/表(おもて)亀甲(きかう)組方
一両表亀甲組は上段下段と左右に仕掛(しかけ)十六手/宛(つゝ)に
て六十四手なり色糸組は二色なり古代より二色の外
なし
【注 「赴々」は「赳々」の誤。「公候」は「公侯」の誤】