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コレクション: 養蚕の書

機織彙編 5巻. [2] - 翻刻

機織彙編 5巻. [2] - ページ 36

ページ: 36

翻刻

【右丁】  んしを懸け姫糊を水にて薄く延布の裏より刷毛にて  引干上る如是する時は上晒なり臼にて突ことは生来  のあくを抜ため也    木綿織方 一木綿機にて織る貫を引杼を打次に筬を打付次に  足を引又貫を引杼を打次に筬打足を延て織る杼  打するは耳の揃ふ為なり 一懸緒は細き木綿糸四筋合にして機糊の後にて糊を付  用ゆ懸方はちらしなり 一糊の仕方は粟を生にて用ゆ分料は一反に付四椀の中笠【注①】に  て一ッ糸と一所に煮粟のしん少も【注②】煮残りし時分に  熱水の中にて粟の潰るゝまて糸をもみ右の水をはな  し絞り上又とくと糸を揉に【注③】糊の粕をたゝき出し釣干に 【左丁】  ほす但縞には米糊を用ゆ 一織上け晒方は布と同し但し木綿はほし上け畳てきぬた  にて打べし    葛布(くす)織方 一/葛蘿(くずつる)を半夏過に取りたるを良とす半夏前に取たるは  艶(つや)よしといへとも弱(よは)し右葛かつらを能き程に切釜か  鍋に湯を入煮立て色の変る時分を相図に湯より  取り出し一夜土中へねせ置けは上皮べと〳〵と成る其  節水に入洗ひ濯けは上皮の悪きは取れて麻を剥たる  如に成を針にてさき糸にしてむし管にして織るなり  《割書:むし管とは糸の|内より引を云》織方は平綾にて木綿地の如し 機織彙編巻之四終 【注① NDLの翻刻本には「笠」に「嵩」の傍記あり】 【注② NDLの翻刻本には「も」に「し」の傍記あり】 【注③ 「に」は「み」の擦れヵ。NDLの翻刻本には「に」に「み」の傍記あり】