翻刻
【右丁】
寛永(くはんえい)十六年己卯(つちのとのう)十一月廿三日に生(うま)ふ四歳にて普門品尊勝大陀羅尼(ふもぼんそんしやうだいだらに)を誦す奇標頴悟夙因(きへいえいごしくいん)の発(■■)する所也凡(をよそ)に奥(おく)の歴(ふる)る所終(つい)は遺■(い■■)にる事(こと)なし衆人(しゅうじん)是(これ)を神童(しんどう)と称(しょう)ず慶安(けいあん)元年(がんねん)戊子(つちのへね)高野山(こうやさん)撿校法印雲雪(けんこうほういんうんせつ)
【左丁】
佛殿僧房香房厨門廓甍を連ね巍然として一精藍となる■て霊雲寺
といふ是往年の瑞の依てな■遂に密檀を建秘法を行し講筵を舗■■密
教を唱ふ■に■■威嚇で諸名匠衣を挹て来り至る同五年
大将軍常憲公召見し■ひ普門品を講せしむ雄辨泉の流る■■く聴者
欣然として善と稱す遂に城小よくて地を賜ひ梵刹拭経始すこかをひ■、