茨城大学図書館所蔵資料を翻刻

コレクション: 大高氏記録

巻13 元治二年乙丑年 日記帳 - 翻刻

巻13 元治二年乙丑年 日記帳 - ページ 66

ページ: 66

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 一当地別段珍事も無之候へとも 御進発之   後市中之子供遊ひニ所々寄候而ハ十人弐   十人或ハ三五十人も打寄候而調練之真似   いたし候最初は紙ニ而陣羽織なとこしら   へ着用之所追々増長いたし金巾五郎なと   も出来殊之外見事ニ相成赤坂辺なとの子   供ハ殊ニ調練好者ニいたし紀州様御庭内   ニ而御上覧ニも相成候よし其外芝辺多【見せ消ち「義」】幾   組も出来候よし随分見ものニ御座候處あ   まり大仰ニ相成候故御沙汰之なき内と名   主ゟ差留ニ相成候よし扨右流行ニ付両国   辺之者と申事酒呑之連中七八人集り料理   茶屋之二階ニ而芸者ニ西洋流調練之太皷   之様ニ三味線ヲひかせ男芸者ヲ二人馬ニ   いたし熊谷次郎なとの身振ニ而異形之遊   興いたし候所見物人之評判よろしく夫よ   り舟ニ乗向島之土手へ上り桜もちの幟り   はたを押立木母寺之茶屋ニ泊り両三日   右様之遊ひいたしとふ〳〵御召捕ニ相成   候由此節御吟味中ニ御座候芸者共十四五