翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

化物大閉口 2巻 - 翻刻

化物大閉口 2巻 - ページ 5

ページ: 5

翻刻

【右ページ上、遠眼鏡を覗く妖怪たち】 サア〳〵 はやく かわり な まだ おれは ろくに みねへ なんと どうた もふ 〳〵 てめへたちは らちは あかねへ そ マア〳〵 もふ ちつと みせ な イヤ もふ 〳〵 おそろ 〳〵 【下段の顔の大きな侍たちは遠眼鏡で見られている】 アタんはへが【あた(ま)ん蝿が?】 又おらが たんなを むしる くめん だな けふは ゑび金で おひと おとを【?】 あいてに のみの しやくと しやれさ モシ それより ゆばふくわんのん まへでほしをにさせは どうでごぜへす 【左ページ、妖怪たちの台詞など】 そのときしんせんさで かりてきたおらんだの トンカラスといふ めがねをうや〳〵 しくとりいだし ばけものともに みせる もしへあのかほの おゝきなかみしも をきたのはわた しらがなかまの ものではないか あれはなんだねへ ムヽあれかあいつはいくらもある やつさそふたいかねさへできると あのよふにつらが大きくなるもんだ 又そのそはにいるそうがみがこわいやつだ あのおゝつらのおひげのちりをゑじきにして いるハテねこちらのわかしゆこ【と?】はとんだ いどふといる【?】あれもいわくかこさりやすか あれはふとざほにのせたがるからたが あれもいつまでもわかしゆでもいられねへ からやがて女になるせへんしやうなんし【変成男子】とおしやかゞ【お釈迦が】 とかれたへんしやうによし【変成女子】とは仏もきがつかなんだらう むかふからくるゐしやは【医者は】ふん〳〵いゝにほひがするけれど田丁の はんごんたん【反魂丹】いけのはたの【池ノ端の】きんたんゑん【金丹円?】でまつかうくさいのを しのぐのだがあいつもおっつけ【≒そのうち】どうぎやうでございとなるたらふ 【下段は遠眼鏡で見られている人たち】 かのてきめが【かの敵?めが】 ぬしは とんだ おゝかめ もんた【狼者だ】 と いゝ おつた それはあまり ほうへんを【方便を=ウソを】 といたによつて【説いたによって】 そふいつたろふ むかしゆかしや おれもかれらに まけは せぬ