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新編異国料理 - 翻刻

新編異国料理 - ページ 7

ページ: 7

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まぜ炊(かしぎ)て吃(きつ)す尤(もつと)も市中(しちう)の者(もの)は至(いた)つて 下賎(げせん)ならでは食(しよく)すことなし大 方(かた)米飯(へいはん)を食(しよく)す ○片仮名(かたかな)を以(もつ)て付(つく)るものは唐音(たうゐん)なり  平仮名(ひらがな)を以(もつ)て付(つく)るものは和訓(わくん)なり  紙帖(かみかず)限(かぎ)りあれば遺漏(ゐろう)するもの多(おほ)し  余(よ)は後編(こうへん)にこれを補(おぎなふ)ふべし 凡(およそ)南京(なんきん)にて客(かく)来(きた)り料理(りやうり)の節(せつ)はまづ 上面(しやうめん)に掛物(かけもの)前(まへ)に卓子(タクシ)を置(おき)大 花(くわ) 瓶(へい)に花(はな)を生(い)け客(かく)来(きた)れば椅子(いす)を 置(おき)佳好(あんべら)席どん子(す)天鵝絨(びらうど)の褥(しとね)を 設(もう)け種々(しゆ〴〵)の灯篭(とうろう)をかけ客座(かくざ)に 付(つい)て茶(ちや)を出(いだ)す夫(それ)より卓子(つくへ)を出(いだ)す 盃(さかづき)小皿(こざら)匕(さぢ)箸(はし)付(つき)尤(もつと)もはしは一ぜん紙(かみ)に 包(つゝ)み楊枝(やうじ)を一 本(ほん)そゆる竜眼湯(ロヱンタン)扁豆(ヘンテウ) 湯(タン)に点心(テンシン)蓋茶碗(ふたちやわん)に盛(も)り盆(ぼん)に乗(の)せ 出(いだ)す主人(しゆじん)是(これ)を客(かく)にすゝめ畢(おは)りて給仕(きうし) の者(もの)是(これ)を引(ひく)此時(このとき)たばこなぞ呑(の)むこと あり暫(しばらく)あつて酒肴(さけさかな)出(いで)る料理(りやうり)は定(ぢやう) 式(しき)にて献立(こんだて)あり六 碗(わん)八碗十碗十二 碗(わん)といふて献立(こんだて)す別段(べつだん)の料理(りやうり)なし 譬(たとへ)ば六 碗(わ[ん])の肴(さかな)はなに〳〵幾(いく)いろ定(さだ) まりある故(ゆへ)幾碗(いくわん)の菜(さい)の料理(りやうり)致(いた)すし といへば料理方(りやうりかた)心得(こゝろえ)整(とゝのふ)るなり盃(さかづき)は互(たがひ)に 取(とり)かはし酒(さけ)を勧(すゝ)む肴(さかな)は自身(じしん)好(この)みに 任(まか)せとりて食(しよく)す菜数(さいすう)追々(おひ〳〵)出(いで)て後(のち) 亦(また)点心(てんしん)醒酒湯(スインツイウタン)を出(いだ)し茶(ちや)を出す また茶(ちや)を出(いだ)し酒(さけ)を進(すゝ)む酒(さけ)もよき 程(ほど)にて飯(めし)を出(いだ)すあら方(かた)此(かく)のごとし