徳島県立図書館所蔵資料を翻刻

コレクション: コレクション1

元禄年中大地震・大火事記 - 翻刻

元禄年中大地震・大火事記 - ページ 10

ページ: 10

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木を高売して金銀をもふけ莚こも百文に弐枚 草履一そく廿文に売買す小屋の内に親族うち 集り日夜涙悲しむ其上十二月廿二日酉刻ゟ大雨 三日三夜□やちくを流しけれはかり小屋に住ける 者とも寒に雨もり氷りて衣服は古し温方を得へき 食物なけれは女童又は虚弱のもの多凍死病 死せるもの家々に多かりける廿五日より雨やみぬ 明暦年中鳥酉の年の大火事ゟ五十年に当りか ゝる天火地妖に人多く滅亡する事過去一業 のかんする所也平生心置へき第一也 于時明和五酉秋此書をかり出して写すもの也 五十年六十年に一度宛はかゝる大変も有か天地 変也前車のくつかへるを見てこう後車のいまし めとす古人いへり如斯の時節に出合ましたきもの にもあらす遁る事は或へからす只其時の用 意兼而心得火事地震の節うろたへすかねて 心懸るを知恵といふ