翻刻
【右丁 白紙】
【左丁 四角印三箇所 】
常憲院様御代
一元禄十六年未冬十一月廿二酉ノ下刻天する□に
して黒雲東北に現し月星の光り殊に冷しく其
色く東南に稲光りし風西北烈し夜五ツ半頃俄
に電動して大地震ゆり出し山川をたをし磐石を
ふるひてたゝ其音雷のことし神社仏閣大小の家
々町々一同にふるひたをす事一時に千軒に及ふ
殿舎紅梁の落るひゝき四方にすさましく屋
根天水桶江戸中壱ツも不残落かわら其外高
くに有物の分はのこらすこけ落家内に有之物も
水桶ぬかみそ桶の類皆ころひ打たをれ水棚の物は皆
落鍋釜茶わん徳利類あたり合ちんから〳〵くわ
くやなりしんとふ庭へかけ出しても立事不