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翻刻
づき雪觴を傾け忍邊尤渥し
十七日辛亥
松平甲斐守輝綱天草日記曰十七日為 上使市
橋三四郎来着
松平伊豆守島原陣之覚曰二月十七日市橋三四
郎為 上使来着 御書判之御内書持参
勇功記曰二月十七日之辰之刻に市橋三四郎殿下
着有て有馬父子其外之面々を召集而三四
郎殿被仰渡けるは面々当地に在陣之事大
儀に 思召之旨但各勲功を思急迫に城を
抜んとせは死傷春る者可多此所を能々相
謀有て無越度要様に可被下知扨亦玄蕃頭は
老躰成るに 御推量之外早く有馬へ被下
着 御喜悦に被 思召也殊更元日之城
責に手之者餘多討死させ定而不便に可被存
先日江戸を被立之時は兵部太輔手前に於て
はさせる粉骨無りし様に被 思召御褒
美無のみなら須聊 御機嫌悪しき
様にて皈て参遣せら類扁し更御ふ審