翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

鶯宿雑記. 巻263-264 - 翻刻

鶯宿雑記. 巻263-264 - ページ 108

ページ: 108

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せんさく有仏法の構なしに寺は持へく共持ましき共心次第にし て村里にては庄屋肝煎に急度吟味可仕候連〻油断仕間 敷段被仰付候はゝ何より能知可申候大方うさん成者ありても 愚僧か受に立受取てゆるす事なれは在家ゟ其上をもとく へき様もなし日本の国を衰微せしめ乱世をまねく仏法を 弥助けまし給へは切支丹は手をもよこさす仏法に先 はしりさせて日本を以日本をうつ也 武士云先日承候 京都ニて一年の寺の作事料銀五千貫との積の事本 願寺宗に語候へはいや〳〵それはあしき積ニて候本願寺 一寺の作事にたに三万貫目は入侍りたゝ一にても六七年 の入用は持侍り中〳〵一年五千貫目等といふ事は有間敷〳〵 と是は仏法の繁昌を悦ひて申侍り 社家云いかにも左 やうにて有へく候へとも我等なと申事は仏をにくみていふ様に 人きゝ侍れは少にても過をいへは人信せさる故に仏氏 の罪のほとよりは内ばをとりて申なり 此書は熊沢了海の所著也友人目黒生より 借而写之畢   天明戊申九月写之  南合義之 右宇佐問答は南合義之立教館へ上られし本とて 拝借の本の内に見えたり了海の見識を見るに便あれは 天保改元極月廿五六七八日のすさみうつしぬ 鶯宿