翻刻
腹猶手先足先なとへ入置べし
一病中心得は粥米湯白湯等も熱き
は禁物也ぬるくして用ゆべしまた病
止候て半日も過き大【幸】便繁く下れは元気
持がたし粥か米湯を折節飲すへし
味噌汁たまり塩の煮【糞?】を適宜に加へ
用ゆべし塩気なけれは薬を受ぬ
様子なることの也
一病人に薬よく適へは毒気はやくぬ
けて両三日ニて平癒するものあり
早く治したりとて流行病にあらすと油
断すべからす痢病或ハ脾胃虚と
なる事あり可慎事也
予防法
一第一身を冷す事なく大酒大食魚るい
柿梨其外何によらす果物類冷物よ
ろしからす酒又は焼酎二合にキナ〳〵
一匁或は川柳皮五匁を浸し置酒なれ
は温めて少しヅヽのみ猶菅【藿】香散を用
気分を引立る事第一にすべし