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【画面中央上】
百人一首絵抄 十九
此心は思ひそめしより此かた
人にもゑんをもとめことばをも
つくし心をもくだきあるはたの
めてすぐしあるは又かげもはなれ
ずして年月をかさぬればさても
いかゞせんなど思ひあまりたるうへ
に打なげきてよみたる歌なり
なにはがたとはあしといはんため也
みじかきあしのふしのまとははへ出て
まだ一つかねのあしのふし〴〵の間也
【画面左上】
伊勢(いせ)
難波(なには)がた
みじかき
芦(あし)の
ふしの
まも
【画面右】
あはで
此世(このよ)を
すぐして
よとや
【画面右下】
国貞改二代
豊国【國】画○
㊞佐野喜