翻刻
【右丁】
甘藍(かんらん)
はほたん
実を下して生
す又 旧幹(ふるみき)一二
年を経(へ)て木(き)の
如し指(ゆひ)の大さ
高さ一二尺葉
は梢(こすへ)に生し形(かたち)
牡丹(ほたん)花の如く
夏月は緑(みとり)色
冬は紫色に
変(へん)す春(はる)茎(くき)を
抽(ぬきん)つ芸薹(うんたい)《割書:な|の》
《割書:と|う》の如く四弁(よへら)黄(き)
色後 角(かく)を結(むすふ)
蕪菁(かふら)の如(こと)し
【左丁】
一種
をらん
たな
地錦抄(ちきんせう)に諸葛(しよかつ)なは宝永(ほうゑい)
正徳年中に渡(わたる)と云 即(すなは)ち甘藍(かんらん)
の緑色(みとりいろ)なるもの実を下せは茎(くき)
紫(むらさき)色になるものも生す
#1をらんたな