翻刻!いきもの図鑑

コレクション: 本草図譜(くずし字)

本草図譜. 巻19-21 - 翻刻

本草図譜. 巻19-21 - ページ 42

ページ: 42

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【右丁】 萹蓄(へんちく)#1  うしくさ《割書:和名|鈔》  今にはやなきといふ原野(けんや)道(みち)  傍(かたはら)に多(おほ)し茎(くき)葉(は)瞿麦(こばく)#2に似て  短(みしか)く互生(こせい)す夏月 茎(くき)高さ二尺  許 節(ふしの)間に小花を開く蓼(たての)  花に似て淡紅(うすあか)白色#3なり粥(かゆ)に  雑(まし)へ煮(に)て食(しよく)すれは《振り仮名:■病|りひよう》#4を  治すと云一種はまほうさは  海辺(かいへん)に生す葉 闊大(くはつたい)にして  水楊(すいやう)の如くにして軟(やわらか)なり花  実 前種(せんしん)#5と同し 【左丁】 藎草(しんさう) こふなくさ  山野(さんや)道傍(みちのかたはら)に多(おほ)し葉は竹に似て短(みしか)く軟(やはらか)にして  茎(くき)を抱(いた)く節(ふし)に毛(け)あり秋月(あき)穂(ほ)を生す形 馬唐(ばたう)《割書:はい|しは》  に似て短小(たんせう)なり八丈嶋にてをかりやすといふ 一種 さゝめ  葉(は)狭(せはく)長(なかふ)して茎(くき)を胞(いだ)かす#6葉は小竹(せうちく)の如く  軟(やはらか)なり穂(ほ)は狼尾草(らうひそう)《割書:ちから|しは》に似て短(たん)小なり #8 一種 かりやす《割書:和名|鈔》  染家(こうや)用て黄色(きいろ)を染(そむ)るもの是なり  武州にては豊嶋郡 下田(しもた)の原に自生(しせい)あり #7萹蓄 藎草