翻刻
【右丁】#8
春月(はる)宿根(ふるね)より生す葉(は)は茅(はう)《割書:か|や》に似(に)て
背(うら)《振り仮名:黄緑色|きはみ■ろ》#1高さ二尺許秋月 穂(ほ)
を生す形 鷰麦(ゑんはう)#2《割書:ちやひ|きくさ》に似て細長(さいてう)
なり
【左丁】
蒺䔧(しつり)
相州(さうしう)鎌倉 常陸(ひたち)
君か浜(はま)其(その)外 諸(しよ)
国 海辺(かいへん)にあり春
月 実(み)より生(せう)す苗(なへ)
地(ち)に搨(たう)す葉は皀(さう)
莢(けう)#3《割書:さい|かち》に似て小く
厚く互生(こせい)す夏
月 茎(くき)長(なか)さ一尺余
葉(はの)間に五弁(いつへら)の小
黄花(わうくわ)を開(ひら)き後
実を結(むす)ふ剌(とけ)#4あり
熟(しゆく)すれは黄白色(うすきいろ)
形(かたち)菱(れう)《割書:ひ|し》に似て小
し故にひしの
名あり
#7
はまひし《割書:本草|和名》
しろひし《割書:和名|本尊》#5
#6蒺䔧 沙菀蒺䔧