翻刻!いきもの図鑑

コレクション: 本草図譜(くずし字)

本草図譜. 巻19-21 - 翻刻

本草図譜. 巻19-21 - ページ 44

ページ: 44

翻刻

【右丁】 沙菀蒺䔧(しやをんしつり)《割書:集|解》     すゝめのゑんたう  又ひめゑんとうともいふ原野(けんや)草莾(そうまう)中に多し  春月実より生す葉は蒺䔧(しつり)に似て小く大巣(たいさう)  菜(さい)《割書:のゑん|たう》の如くにて小く先に細鬚(ほそきひけ)#1あり花(はな)大豆(たつ)  花に似て甚し紫色(むらさきいろ)#2後(のち)小 莢(さや)を結(むす)ふ中に内腎(ないじん)  の形に似たり 【左丁】 穀精草(こくせいさう) ほしさう  夏月 水田中(すいてんちう)に多くあり実より生す葉は細長く#1地楊梅(ちやうばい)  《割書:すゝめ|のやり》に似て光沢(つや)ありて毛(け)なし一根(いつこん)《振り仮名:叢生|さうせい》し#3秋月 葉間(はのあいた)  より一 茎(けい)を抽(ぬきん)つ長さ二寸許 梢(こすへ)に小く円(まる)き花ありし#4水楊梅(すいやうばい)  《割書:はなひり|くさ》の実に似て白色なり 一種 おほほしさう  三河国二川其余国又あり形状(かたち)前条(せんしやう)に似て稍(やう)#5大にして  高さ三四寸実も又大なり #6  一種夏月 水田中(すいてんちう)に生(せう)す茎(くき)は石斛(せきこく)に  似て節(ふし)あり葉(は)は竹柏(ちくはく)《割書:な|き》に似て小く  軟(やわらか)にして対生(たいせい)す  秋月 梢(こすへ)穂(ほ)になり  小円実(ちいさきまるきみ)を結(むす)ふ蘇(そ)  頌(せう)の説(せつ)に一種 茎(けい)  梗(かう)#7長《振り仮名:有_レ節|ふしある》根(ね)微赤(すこしあかし)  と云是なり又 備(ひ)  急本(きうほん)草 泰州(たいしう)穀精草(こくせいさう)  の図これに似たり #8穀精草三種