翻刻!いきもの図鑑

コレクション: 本草図譜(くずし字)

本草図譜. 巻19-21 - 翻刻

本草図譜. 巻19-21 - ページ 47

ページ: 47

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【右丁】 半辺蓮(はんへんれん) かたはくるま  又はたけむしろともいふ田畔(てんはん)水側(すいそく)#1に多し小草(せうそう)#2なり葉(は)は水楊(すいやう)  梅(はい)《割書:はなひ|りくさ》に似て尖(とか)り苗(なへ)地(ち)に搨(そう)す#3長さ三四寸 夏月(なつ)葉間(はのあいた)に花を開(ひら)く  五弁(いつへら)淡(うす)紅色かた〳〵へよりて車の半輪(はんりん)の如し故に此名あり 紫花地丁(しくわちてう) すみれ《割書:和名|鈔》  又ひとはくさともいふ是は長葉(てうやう)のすみれ  なり原野(けんや)向陽(ひあたり)#4の地にあり春月生す葉は車(しや)  前(せん)に似て狭(せは)く葉間に紫碧花(るりあくな)#5を開(ひら)く五弁(いつへら)  形 烏頭(うつ)に似て小なり又 紅紫(あかむらさき)花の物白花  の物あり是を白花 地丁(ちてう)《割書:本草|彙言》と云又紫  白 雑色(しほり)なるもあり実の形小き瓜(うり)の  如く熟(しゆく)すれは三つに裂(さけ)て中に細黒子(さいこくし)  あり #6白花 #7さらさ #8るり 【左丁】 一種 つほすみれ  又こまのつめともいふ原野(けんや)に多し春月  宿根(ふるね)より生す葉は細辛(さいしん)に似て小(ちいさ)く一根  叢生(さうせい)し葉間(はのあいた)に花あり淡紫色(うすむらさきいろ)形(かたち)は長葉(てうやう)  の物と同し実も似て円(まる)し又 葉中(はのなか)に紫  色の筋あるものあり此類皆 菫々菜(きん〳〵さい)《割書:救荒|本草》  なり 一種 みやますみれ  深山(みやま)に生す葉(はの)  背(うら)紫色なり  稍(やゝ)長葉の物も  あり花は淡(うす)紫色  なり 一種 亀甲(きかう)すみれ  葉(は)円(まる)く小く亀甲(きつかう)文あり  花 淡(うす)紫色なり又 御紋(こもん)  すみれと云あり葉大にして  加茂(かも)あふひの如き紋脈(もんみやく)あり #9紫花地丁 十種