翻刻!いきもの図鑑

コレクション: 本草図譜(くずし字)

本草図譜. 巻19-21 - 翻刻

本草図譜. 巻19-21 - ページ 71

ページ: 71

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【右丁】 一種   たかとうだい《割書:江|戸》 きつねのちゝ《割書:山|城》  諸国(しよこく)山陽(ひあたり)の地(ち)に生(せう)す葉(は)深緑色(こきみとりいろ)にして根(ね)に  岐(また)多(おほ)く硬(かた)し是(これ)時珍(しちん)云 処(ところ)の土大戟(とたいけき)にして下品(けひん)  なり享保(けうほ)年中に渡(わた)る唐種大戟(からたねたいけき)あり形状(かたち)土(と)  大戟(たいけき)に同し下品(けひん)なり 【左丁】 沢漆(たくしつ)#1 はやひとくさ《割書:本草|和名》  漢(かん)以後(いこ)弘景(こうけい)及(およ)ひ日華子(につくはし)等(とう)は大戟(たいけき)の苗(なへ)を沢漆(たくしつ)#1とす時珍(しちん)の説(せつ)に土宿本草(としゆくほんさう)及(およひ)宝(ほう)  蔵論(さうろん)#2等(とう)の書(しよ)に従(したか)て#3猫児眼晴草(へうしかんせいさう)を以(もつ)て沢漆(たくしつ)#1とす今これに従(したか)ふ一名 猫児晴(へうしせい)《割書:救荒|本草》共(とも)  云 和名(わめう)すゞふりはな一名たうだいさう一名きつねのすゞ《割書:筑|後》とも云冬月 苗(なへ)を生(せう)す田(てん)  野(や)に多(おほ)し葉(は)は馬歯莧(はしけん)の葉(は)に似(に)て粉緑色(ふんりよくしよく)初(はしめ)地(ち)に搨(たう)す春月(はる)高(たか)さ一尺 許(はか)り梢(こすへ)に五  七 枝(ゑた)を分(わか)ち傘(からかさ)の如(こと)く頂(いたゝき)に四弁 緑色(みとりいろ)の小花を開(ひら)き後(のち)小き緑子(みとりいろのみ)#4を結(むす)ふ夏月 苗(なへ)根(ね)  皆(みな)枯(か)る