徳島県立図書館所蔵資料を翻刻

コレクション: コレクション1

越後地震由来 - 翻刻

越後地震由来 - ページ 3

ページ: 3

翻刻

た在郷村々其数しらずつぶす家数は幾千万 ぞ扨も梁柱や桁に背骨肩腰頭を打れ目鼻 口より血を吐なから遁れ出んと狂気のことく もかきくるしみつい絶果る手負死人はかき 尽されず数もかきりも有増ばかり親は子を 捨子は親を捨絶へぬ夫婦の中をもいわず捨て逃 出す其行先はほのふもへ立天地は破れて砂を吹 出す水もみあげて行に行れす外内に風ははげ しく後を見れば火のこ吹立火炎をかむりあつ やせつなや苦や絶なや中にあわれは手足をは さみ肉をひしかれ骨打くたき泣つ呼ひつ助て 呉と呼ど招けど遁る人も命大事と見向も やらす覚悟〳〵とよばわりなから西に東に 南に北に思ひ〳〵に遁るゝ声は実にやきやう